母乳育児をしているママの悩みの上位にあがるのは「おっぱいのやめどき」、つまり断乳や卒乳の時期について。
特に職場復帰をするママにとっては、一番迷うことではないでしょうか。
2月中旬に各保育園から「保育園に入園できますよ~」という通知が来て喜んだはいいものの、「うちの子まだ母乳を飲んでるけど、どうしよう…」と悩みますよね。

保育園は臨機応変な対応をしてくれる施設が多く、例えば母乳を搾乳して凍らせたものを預けたり、ミルク缶を渡したり…と、色んな対応をしてくれますので、相談するといいでしょう。
まだ赤ちゃんが乳児の時は、離乳食はまだそれほど食べれませんから、「搾乳した母乳」または「ミルク」のどちらかになりますよね。
でも1歳前後の赤ちゃんはどうしたらいいのでしょうか?
特に育休明けで復帰するママは、赤ちゃんも1歳前後のことが多いですよね。
まだその時には、母乳を飲んでいる子も多いでしょう。そんな時は一体どうしたらいいのでしょうか?
今回は、職場復帰予定のママと赤ちゃんの「おっぱいのやめどき」についてご紹介してきます。
おっぱいをやめるタイミングは?赤ちゃんのタイミング
ママの職場復帰の件はとりあえず置いといて、そもそもおっぱいをやめるタイミングっていつがベストなのでしょうか?
赤ちゃんは個性豊かで、おっぱいが大好きな子も、結構ドライで離乳食が好きな子もいます。
そのため、「ベストなタイミング!」というのは、赤ちゃんの個性によってまちまち。
ただ、目安があります。
それは離乳食を安定して3食食べるようになったら
この状態になると、赤ちゃんが栄養を離乳食からとるようになるので、栄養の面から見ると、母乳は必要なくなります。
もちろん赤ちゃんなので、まだ離乳食を食べたり食べなかったりがあると思いますが、大体習慣化してれば大丈夫なようです。
栄養を離乳食からとるようになると、おっぱいは「飲むと安心する」といった、ママと赤ちゃんのコミュニケーションの意味合いが強くなりますよね。
この点も、一緒に遊んだり絵本の読み聞かせをしたり、おっぱいとは別なスキンシップを、沢山してあげれば大丈夫。
遊んであげると、うっかりおっぱいを忘れてしまって(;^_^A、授乳の回数も自然と減ってくることも。
そして、1歳前後の赤ちゃんはハイハイ→たっち→つたい歩き→あんよと、体の成長も目覚ましい時期。
外への興味や好奇心も旺盛なので、ママにずっとお世話をしてもらわないといけない時期から、精神的にも少しだけ成長していきます。
前はママがちょっとでも離れると泣いていたのに、少しだけ一人遊びをしてくれるようになるのもこの時期です。
よく動くようになると、日中たっぷり遊んで夜は疲れてぐっすり寝てくれるようにもなります。
そう考えると、赤ちゃんの方は案外、1歳前後になると身体的な成長の上では、おっぱいをやめる準備はできているんですね。
もちろん個人差があるので、甘えたくておっぱいを欲しがるとか、離乳食を全然食べないとか、夜の夜泣きがひどい…ということでしたら、無理して断乳・卒乳はしなくてよいと思います。
保育園に預けて昼間は母乳をあげることができなくなっても、夜はあげられますし。
もし母乳と仕事を両立させたい場合は、仕事復帰したら、「朝と夜にあげる」と決めて、子どもに言い聞かせてもいいかもしれません。
そして、仕事をしている間、母乳が張ってしまって辛い方は、お昼休みなどに搾乳するのも手です。
母乳は昼間搾乳しないでいると、そのうち体も調整されて、昼は張らなくなってきたりするので、あまり心配はいらないようです。
職場復帰して、昼間赤ちゃんに母乳をあげられなくなると、はじめのうちはおっぱいが張って、母乳が出てきてブラが濡れてしまうことがあります。
ブラに母乳パッドを付けておくといいですよ。また、母乳の張りがひどくなり、熱を持ってしまうと乳腺炎になる可能性もあるので、職場に冷蔵庫があるようなら冷えパッドなどを入れておいて、こまめに冷やすといいです。
赤ちゃんのおっぱいをやめられるようになる目安
✅ 3食離乳食
✅ 授乳の回数が減ってきている
✅ 一人遊びをするようになってきた
では、おっぱいをやめようかどうしようか迷ったときに、一番大切なことってなんだと思いますか?
おっぱいをやめるタイミングは?ママのタイミング
おっぱいをやめる時に一番大切なのって、私はママの考え方だと思うんです。
なぜかというと、赤ちゃんは先ほど言ったように、おっぱいをやめる準備は徐々に整っていくし、寂しい気持ちも、おっぱい以外のコミュニケーションやスキンシップで補うことができるんです。
もちろん、断乳するときは泣いちゃう子もいるし、激しく嫌がる子もいます。
それでも子供はたくましいので、乗り越えていけるんですね。
それも踏まえて、子どもが自然にやめるのを待ちたい…という卒乳派のママは子供のタイミングに合わせてあげたらいいと思います。
でもこんな悩みを抱えるママもいると思います。
そんなママは、ママのタイミングで母乳をやめていいと思います。
だって、子どもにとって一番大事なのって、「おっぱい」じゃなくて「ママの笑顔」だと思うんです。
ママがズタボロになりながらおっぱいをくれるよりも、元気に一緒に遊んでくれる方が子どもは嬉しいんですね。
さらに職場復帰となると、家にいた時よりも断然体力は使います。
母乳をあげるのは自分の栄養をあげることなので、疲れやすくなります。
また、夜の授乳がある赤ちゃんの場合は、ママがしっかり寝ることができないので、日中眠くなってしまう危険も。
自分の精神状態・赤ちゃんの様子・そして職場復帰の状態などを考えて、おっぱいをやめるべきかどうか、考えてみてくださいね。
ママが「まだ母乳はあげたい…」と思ったら、仕事をしながら母乳を続けてみてください。仕事をしながら母乳育児は可能なので、ママが納得できてから、おっぱいはやめるといいですよ。
ママにとってのやめどきの目安
✅ 体力的・精神的につらい
✅ 仕事をしながら授乳をしていくのは無理かもと思っている
✅ もともとおっぱいのトラブルが多い(仕事で日中搾乳できないと、乳腺炎などのトラブルが出る人もいます)
✅ 赤ちゃんの夜泣きが多く、仕事復帰後が心配…
子どもが7ケ月の時に仕事復帰した管理人の場合…
さて、一つの参考で次男が7ケ月の時に仕事を始めた管理人の例をご紹介します。
ミルクと母乳の混合で、7ケ月時点では離乳食はあまり進んでいませんでした。
そのため母乳はやめずに職場復帰をしました。
〇 保育園ではミルクで対応
〇 朝と夜に授乳
〇 日中は搾乳しなかった、始めはおっぱいが張って辛かったけど、徐々に大丈夫になった
〇 夜泣きは一晩1~2回ほど
この夜泣きがネックで、夜に何度も起こされるので私の体力も徐々に低下しました。
とうとう耐えられなくなり、1歳になったら断乳を決行!
断乳したら、夜泣きもなくなっていって楽になりました。
仕事をしながらおっぱいをあげているとかなり体力が削られるので、大変だった記憶があります。
私はなるべく母乳をあげたい派だったので、やめるときは結構凹みました…でも体力面で無理だったのであえなく断念。
でも今は「もうちょっとあげたかったな…」とは思うものの、1歳でやめたことは後悔していません。
もしまだ仕事復帰をきっかけにおっぱいを断乳することに抵抗があるママは、まずは両立してみることをおすすめします。
とにかく、自分が納得できるまでは続けてみる
これがポイントだと思います。
ちなみに管理人は長男の時は仕事はしてなかったので、おっぱいをやめたのは2歳の時でした。
もっとあげてもよかったんですけど、二人目がなかなかできなかったのをきっかけに、断乳しました。
断乳・卒乳をスムーズにするちょっとしたコツ
最後に断乳や卒乳をスムーズにすすめるちょっとしたコツをご紹介します。
おっぱいの回数を減らしていく
これは昼間の授乳を減らすことから始めるといいです。
家にいると、子どもは「おっぱい」に気がいきやすくなるので、飲みそうなタイミングの前に公園に遊びに行ったり、絵本を読んだりと、子どもの気をそらすといいです。
子どもが好きな、熱中する遊びで一緒に遊んであげましょう。
夜中の授乳も少しずつ減らしてあげることが理想的です。
おっぱい以外の方法は、抱っこをしたり、背中をさすってあげたりと、安心させてあげるといいでしょう。
うちは子守歌を歌うと、泣いてても段々と落ち着いてきて、しばらくしたら眠ってました。
このように徐々に減らしていくといざやめるときに、スムーズにいきます。
保育園入園前に、練習で回数を減らしていくといいかもしれませんね。
まとめ
おっぱいのやめどきは、目安はありますが結局はママの納得できた時…なんですよね。
まとめるとこんな感じ。
✅ 断乳は嫌!卒乳させたい→母乳を続ける
✅ 体力的に無理→仕事が始まる前におっぱいをやめる
✅ 仕事との両立は大変だけど、まだあげたい→母乳を続ける
そもそも、「おっぱいっていつやめたらいいの?」と悩んでいるママは、子どものことを考えているとてもいいママだと思うんです。
無理しすぎず、でもママが納得できる時を「おっぱいをやめるタイミング」と捉えてみてはいかがでしょうか。
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