不妊治療を始めると内診や超音波検査、血液検査等を受けますよね。
基本的に医療知識のない私たちは、どのような検査があるかもわからず、医者の先生のおっしゃる通り、受けていると思います。
血液検査をしたのに一つの項目を調べなかったことで、何年も無意味な不妊治療に時間とお金が費やすこともあります。かくいう私がそうでした。
皆さんは同じ後悔をすることのないよう、検査の種類や内容を把握していただきたいな、と思っています。たとえ実際に受けなくても、知っているのと知らないとでは、全然違いますよね。
そして皆さんが少しでも早く、赤ちゃんに会ってもらえたら…なんて思うのです。
それでは一般的な不妊治療で行われる検査を挙げていきたいと思います。まずは、血液検査でわかる項目をご紹介していきます。
血液検査でわかる項目
◎末梢血液検査・血液凝固検査(赤血球・白血球・血小板・ヘモグロビンなど)
◎ホルモン検査(FSH・LH・E2・P4・テストテロン)
◎肝機能・腎機能検査
◎プロラクチン(PRL)検査
◎クラミジア抗体検査
◎風疹抗体・トキソプラズマ抗体
◎糖代謝検査
◎卵巣年齢検査(AMH)
◎抗精子抗体検査
◎抗リン脂質抗体検査
◎甲状腺機能(TSH・T3・T4)
◎ABO-Rh(D)式血液型
◎染色体検査
◎CA125検査(子宮内膜症等の目安となる検査)
血液検査だけでこれだけのことが調べられるんですね。項目が多いのでサラッと書いていきましたが、中にはとても重要な検査がいっぱいあります。
病院によって最初の検査内容は違うので、皆さんの病院では数か月治療して疑わしくなったら検査が行われる項目があるかもしれません。
しかしそれまでの時間や労力、お金、貴重な卵子や受精卵が無駄になるかもしれないと思えば、最初のうちに調べられるものは調べた方がいいと思うんですね。一回の血液検査でわかるのであれば尚更です。
次は、血液検査以外の個々の検査です。
不妊治療 個別の検査
◎卵管疎通検査
卵管に造影剤又は、空気・炭酸ガス、生理食塩水・蒸留水のいずれかを使って、卵管の通りを確認する検査です。
◎フーナーテスト・ミュラークルツロックテスト
フーナーテストは排卵期の夫婦生活の翌日、子宮と膣を結ぶ子宮頸管の粘液を採取し
顕微鏡下で、中に侵入している精子の数や動きなどを観察する検査。
ミュラークルツロックテストは頚管粘液と精液を別々に採取し顕微鏡下でその適合性を調べます。
◎子宮鏡検査
子宮口から内視鏡(胃カメラみたいなもの)を挿入して、子宮内部を調べる検査です。
◎クラミジア抗原検査(膣分泌等採取)
クラミジアの検査には、クラミジア菌が今現在いるかどうかを調べる抗原検査(膣分泌等の検体)と、これまで罹患したことがあり、クラミジアの抗体があるかどうかを調べる抗体検査(血液検査)とがあります。
◎子宮頸がん検診
子宮にがんがあるかどうかを調べるための検診で、ブラシやヘラなどで子宮頸部を優しくこすり、細胞を採取します。
◎子宮体がん検診
子宮の奥の子宮内膜にがんがあるかを調べる検診です。ブラシやヘラなどを子宮内に挿入して子宮内膜細胞を採取します。
とても沢山ありますよね。検査はそれなりにお金もかかります。
検査の内容や一般的な料金については今後詳しく載せていきますので、医師の先生とよく相談をして、できるだけ効率的で納得のいく治療を勧めていくことをおすすめいたします。
★この記事を書いた人:ロア★
30代主婦、妊活歴6年、不妊治療歴6年のベテラン。日々の美容に力を入れ、女子力も高い。
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