自閉症やADHD、今では自閉症スペクトラムと言われているますが、これはいわゆる発達障害のことを指しています。
発達障害のはっきりした原因は不明ですが、遺伝要因や免疫による炎症反応が原因という説があります。
原因は不明ながら、発達障害児には、ママを悩ませるいくつかの特徴がありますよね。
その中でも今回は、発達障害児に時々見られる「便秘」や「腸内環境のバランスの崩れ」についてご紹介します。
大人で腸活を行っている人は多いと思いますが、その波が子どもにも来ています…!
さらに発達障害は、「腸内環境を整えると、自閉度が軽くなる??」という説もあるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
実は管理人の子どもも一人は発達障害です!私の子どもの例も挙げながらご紹介していきますね。
発達障害の子どもは便秘の子が多い?

実は、消化機能にトラブルを抱えている発達障害の子どもはかなり多いと言われています。消化機能のトラブルと言われるとドキッとしますが、簡単に言えば「便秘」「下痢」「おならが出る」などの症状がそうです。
海外の研究になりますが、発達障害の子どもは、便秘のリスクが発達障害ではない子どもの約2~3倍になるという報告もあるそうです。
そのため、今回は消化機能のトラブルの中でも、「便秘」について焦点をあてて紹介させていただきますね。
この発達障害の子どもの便秘の原因のひとつともいえる、三つのポイントをご紹介します。
①生活習慣からの便秘

発達障害のこどもの生活習慣は個人差が大きいですが、おおむねこういった傾向が多いと言われています↓
・こだわりが強い
・感覚が過敏
・運動が苦手
・ストレスの影響
それぞれ簡単にご説明しますね。
・こだわりが強い
こだわりが強いと、「学校に行っているときはトイレに行かない」「ある特徴のあるトイレにしか行かない」など、トイレに対しても独自ルールがある子がいます。
そういった子の場合、こだわりが邪魔をして排便をする時間を外したり、我慢をしてしまったりします。そうすると排便のリズムがつかめずに便秘になってしまうことも。
・感覚が鋭敏
感覚過敏はこだわりと少し似ていますが、感覚が繊細すぎる故、「学校のトイレは肌触りがいやで行きたくない」とか「トイレは汚くていや」とか拒否反応が起きていることもあります。
触覚や嗅覚など、発達障害の子どもによって鋭敏な感覚は異なります。また、「他人がいると排便できない」といった、過敏さが便秘の原因になっていることもあります。
・運動が苦手
また、発達障害の子どもは、運動が苦手だったり、身体機能の発達に遅れがみられることが多いです。運動することを嫌い、体を動かす機会が少ないと、筋力も発達しにくくなります。
排便に関係する腹筋も鍛えられていないため、便秘になる子もいます。
・ストレスの影響
そして、ストレスですが、発達障害の子どもは、コミュニケーション面がスムーズにいかないことが多く、人間関係のトラブルも抱えがちになります。
社会でなじんでいくことに、ストレスを抱える子も多くいます。そのような心理的ストレスが便秘の原因になることもあります。
イブの子どもの場合
私の子どもは運動が苦手で、常にグニャグニャしてます(笑)筋力がないせいか、姿勢がきっちり保てないんですね。
さらに、人と一緒にいるときや外にいるとき、何かに没頭しているときは、自分の排便感に気付かいないことが多々あります。
そのため、漏らしてしまうことも日常茶飯事。また、ストレスのたまる場所に行くとか、緊張感が高まったりとか、心理的要因でも便秘になったり、漏らしてしまったりします。
②食生活からの便秘

発達障害の子どもは、「偏食」であることも多いです。これも個人差が多いですが、一例をあげます。
食べる順番にこだわる
毎日決まったものしか食べない
特定の物しか食べない
野菜が嫌い
お菓子好き
食感が嫌なものは食べない
食感は、発達障害の子どもの特徴の一つである「感覚過敏」にも直結しているもので、例えば「サクサクした食感の食べ物しか食べない」「グニャグニャした食感の食べ物は食べない」など様々です。
海外の例で、「チーズ以外嫌い」という子もいました。ただ、「野菜嫌い」は発達障害の子どもに多くみられる特徴のようですね。
逆に「肉が好き」「炭水化物が好き」「お菓子が好き」な子も多いです。
野菜には食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌のエサになりますし、腸のぜん動運動を即したり、便秘改善のためにぜひ取りたいものです。
イブの子どもの場合
うちの子もまさに野菜嫌いの、お肉・炭水化物・お菓子好き!ゴボウやレンコン、キノコ、タケノコ、大根などは「食感が嫌」と言ってほとんど食べてくれません…( ノД`)
食べられる野菜もかなり少量です。
肉・ごはん>>>>>>>野菜 くらいの割合で、腸内環境がかなり悪いのも、便秘やお漏らしの原因のひとつだと思います。
③発達障害の子どもは悪玉菌が多い??
これは自閉症児の例なのですが、腸内細菌が、発達障害ではない子どもと違った特徴を見せているそうです。
海外の研究になりますが、自閉症患者には、特定の腸内細菌がいるそうで、それが免疫系と脳に悪影響を与える物質を作っていて、炎症を起こしているそうです。
これは、自閉症の原因は免疫系の炎症であり、さらにその原因が腸内細菌ではないか?という仮説です。
また、自閉症患者さんが多く持っていると言われているクロストリジウム属菌という腸内細菌があるのですが、この菌が腸内細菌のバランスを乱して、腸内の善玉菌を減少させると言われています。
そしてこのクロストリジウム属菌が多いと、この菌のエサになる炭水化物や白砂糖などをほしがるというんですね。
そしてエサを得ると、さらにクロストリジウム属菌は増えて、余計に腸内環境は悪化する…ということです。たしかに、さきほど発達障害の子どもの偏食の特徴の一つで、お菓子や炭水化物を好む点をご紹介しました。
これらの研究は、発達障害と便秘とのかかわり…というよりも、腸内環境の悪さが自閉症に直接影響しているのではないか?という説です。
実際に小麦に含まれるグルテンに反応してしまうセリアック病にかかった5歳の男の子が、グルテンフリー食にしたら、自閉症も改善したという海外の例があります。
これはセリアック病による体の炎症反応が改善したからと言われていて、腸内環境と免疫系は常に関係があり、腸内細菌を整えると免疫系にも良い影響があるのではないか…ということです。
腸内環境を良くすると自閉が軽くなる??
先ほどの腸内の話をまとめて図にしてみると、このような感じでしょうか?

つまり始まりは、「腸内環境が悪い」ということです。
ただ、腸内細菌と自閉症との関係性はまだはっきりと解明されておらず、「腸内環境を良くすると自閉が軽くなる」とは断言できません。
唯一、自閉症の研究で、自閉症児の腸内細菌の中に特定の細菌がいること、クロストリジウム属菌という悪玉菌がいてビフィズス菌などの善玉菌を減らすことは分かっています。
つまり、発達障害の子どもの腸内は発達障害ではない子どもに比べて、腸内が悪環境である可能性が高いんですね。
さらに海外の研究では自閉症の人は腸内細菌の種類や数が少ないという報告もあります。
善玉菌は健康的な体を作るうえで欠かせない物質と言われていて、腸内フローラ(腸内菌のバランス)が崩れると、子どもの様々な不調にもつながると言われています。
この点は、発達障害ではない子どもでも同じです。
そうなると、便秘の改善だけにとどまらず、腸内環境を整えることも大切になってきますね。
腸内環境を改善していく方法
発達障害のある子どものために、腸内環境を良くしていくことが大切なことをご紹介させていただきました。腸内フローラを整えれば、必然的に便秘も改善されていきます。
腸内フローラを整えるために必要な2つのポイントについてご紹介します。
プロバイオティクス
これは、腸内環境を良くする善玉菌を多く摂取することをさします。善玉菌が多く含まれるのは、発酵食品や納豆、ヨーグルトなどがあげられますが、これら外部からとる菌は、腸に届かなかったり、定着しにくいことがあります。
プレバイオティクス
これは、もともと腸内にいる善玉菌を増やす食材を摂取することです。すでに定着している菌を増やすということなので、プロバイオティクスよりも善玉菌を増やしやすい方法です。
オリゴ糖や食物繊維が善玉菌のエサになりますので、これらの食物を摂取していくといいでしょう。
オリゴ糖はバナナやみそに含まれていて、食物繊維は野菜です。オリゴ糖にも種類があり、善玉菌によってエサになるオリゴ糖が変わりますので、数種類がブレンドされたオリゴ糖が良いと言われています。
偏食が腸内環境改善の壁に…!!
ただ、問題はどちらの方法も、偏食のある発達障害の子には難しい!納豆やヨーグルトが苦手な子も多いですし、食物繊維なんてもってのほか!!
うちの子は味噌汁も苦手だし、バナナも好んで食べません…。
腸内フローラを整えるためには、食べるものを改善していくことが一番ですが、偏食がある発達障害の子どもに、腸内フローラを整えるのは不可能に近いです…!
でもそんな発達障害の子どもでも、プレバイオティクスとプロバイオティクスの両方が実践できる方法がありました。
発達障害児の腸内環境改善法!
①プレバイオティクスをオリゴ糖で実践!
ひとつめはプレバイオティクスの一つであるオリゴ糖。食物繊維の方は、ほぼ無理な子がおおいですからね。
でもオリゴ糖は砂糖の4分の1ほどの甘さで、飲み物に入れたり料理に入れることもできて、簡単にプレバイオティクスを実践できます。
オリゴ糖は善玉菌のエサになって、活性化する役割がありますので、便秘や腸内環境改善の助けになってくれます。
そして、オリゴ糖をエサにする善玉菌(ビフィズス菌)は30種類以上存在しています。ただ、その善玉菌によって、エサになるオリゴ糖に好みが分かれるそうなんですね。
そのため、市販で販売しているオリゴ糖を摂取しても、一部の善玉菌にしか働きかけないということです。
その点を改善した健康食品に、カイテキオリゴがあります。
こちらは粉末状のオリゴ糖ですが、1分に1個売れるくらい人気の商品です。
カイテキオリゴは複数のオリゴ糖を組み合わせて、ほぼすべてのビフィズス菌を活性化させることに成功したオリゴ糖なんですね。
市販品のオリゴ糖は、甘味料のようなもので、実際には30%程度のオリゴ糖しか含まれていないそうです。こちらのカイテキオリゴですと、純度ほぼ100%という高品質なもので、安心ですね。
初めての方でも、全額返金保証があるので、安心して試してみることができます^^。
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飲み物にも溶けますので、ジュースが好きな子は、ジュースに溶かすこともできますね。大人の方もコーヒーに入れて飲んだりできるので、親子一緒に腸内環境改善ができます。
もう一つは生のビフィズス菌が摂取できるサプリメント。
生のビフィズス菌でプロバイオティクスを実践!
食べ物から必要な栄養を摂取していくことが基本ですが、それが難しい子はサプリメントで補っていく方法も一つの手です。
これはうちでも飲んでいる善玉ガードという子供用のサプリメントです。↓

子ども専用乳酸菌サプリメントの「善玉ガード」は生のビフィズス菌が摂取(プロバイオティクス)できることと、オリゴ糖と食物繊維である難消化性ファイバー(プレバイオティクス)が一度に摂取できます。
つまり先ほどご紹介した、腸内改善する方法のプレバイオティクスとプロバイオティクスが同時に実践できるんです。
詳しくは関連記事を参照いただきたいのですが、(関連記事:善玉ガードが健康志向のママに人気の3つの理由!生のビフィズス菌って??)こちらのサプリメントに含まれるクリスパタス菌KT-11はアトピー性皮膚炎や花粉症の緩和効果があるという研究報告もあります。
つまり炎症反応に働きかける乳酸菌が配合されているんです。
サプリメントは薬のような即効性はありませんが、食事だけよりも効率よく栄養素を摂取できますので、毎日続けやすく効果も感じやすいおすすめの方法です。
また、善玉ガードのようなチュアブルタイプですと、ラムネ感覚で子どもが食べられます。
うちの子も、錠剤や薬を飲みこむことはできませんが、こちらのサプリメントですと噛んで食べられるので、問題なく摂取できました。
うちの子が試した口コミはこちら⇒善玉ガードの薬嫌いの子どもの口コミ!安全性や飲みやすさは??
自閉症と腸内環境の関係は、今後解明されていくことだと思いますが、腸内の状態をよくしていくことは、子どもの将来の健康上の財産にもなります。
ぜひ積極的に取り組んでいきたい方法ですね。我が家は、上の子が発達障害、下の子はアトピっ子、そして二人とも野菜嫌いでほとんど食べないので、善玉ガードを毎日欠かさず飲むようにしています。
まとめ
発達障害の子どもは便秘症状を抱える子が多いですが、原因は一つではなく、様々な要因があるんですね。
その中でも「腸内環境を整える」ということは非常に重要で、整えることで体の不調が改善される例もあります。
発達障害の症状までの影響は、まだ解明されていませんが、子どもが快適に毎日を過ごせるようになるためにも、腸内フローラを整えてあげることが親の一つの役目かもしれませんね。
腸内環境を整えることは子どもにとって非常に良いことではあるので、我が家でも「腸活」を続けていきたいと思います!
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