
夫や子供についキレてしまう…。これはママだったら一度は抱える悩みですよね。育児中、特に子どもが小さい時は、自分の思い通りに物事が進むことはなく、ただでさえストレスを抱えがちに。
でもあなたが誰かに相談した時に
「よくあることだから」
「みんなそうだよ」
「子育ても後から思えば、あっという間だよ」
「辛いのは今だけだから…」
そんな風に言われて、何となく納得できないことはありませんでしたか?
または、「みんなそうなのか~」とちょっと安心したけど、結局そのあとで、何も解決しなくて再び「キ~~!!!」とヒステリックになって落ち込む…こんなことを繰り返していませんか?
ヒステリックになったり、キレてしまって落ち込むママのために、今日は一冊の本をご紹介しますね。
子どもにキレてしまいそうなときの対処法?…けど…
子どもにキレてしまう時の対処法って、育児書や巷で言われているのはこんな言葉。
・育児中はストレスがたまって当たり前!キレそうなときは別の部屋に行って、心を落ち着かせましょう。
・怒りそうになったら、深呼吸をしてみましょう。
・怒鳴りそうなときは、1から10までの数を数えてみましょう。
・子供をかわいいと思えないときは、新生児のころの子供の写真を見てみましょう。
・子供は愛おしい存在であり、一人の人間。それを忘れないようにしましょう。
どれも、わかっちゃいるけど…!!という対処法ですよね。
分かっちゃいるけど、キレてしまう…
分かっちゃいるけど、キレているときに深呼吸なんてできない…
そもそもキレてる状態って、半分自分を見失っているようなものなので、それを落ち着かせるって至難の業なんですよね。上記にあげた対処法は、「キ~~!!」ってすでになっちゃったときの、あくまで緊急の対処法。
つまり、「キ~~!!」ってキレないようになるための根本解決法ではないんです。
もちろん、上記の方法をキレそうになったときにひたすら続ければ、いずれはキレないように持っていくことは可能だと思いますが、かなりの時間がかかりますしそこまで続けることは普通はできません。
そのヒステリーは一時的なもの?それとも…
そもそも、そのヒステリーは一時的なものなのか、それともそうじゃないのかが重要になってきます。
例えば子どもが生まれる前までは温厚で全くキレたこともない女性が、出産後にキレやすくなってしまうというパターン…。
これは原因が「初めての育児」や「子供ができたことによる環境変化」や「育児疲れ」によるストレスの可能性があり、この場合なら、夫の助けを借りたり、一人の時間を持つようにしたり、思い切って働きに出たり…といった対処で解決できることがあります。
でもそうではなく、出産前からキレやすかったりヒステリックになることがあった場合は、キレる原因が「出産」「育児」ではない可能性が。
こんな方は要注意!
✅ 人から褒められると、つい否定をしてしまう
✅ 人から嫌われているんじゃないかと思ってしまう
✅ 人の顔色を見てしまう
✅ とにかく自信がない
✅ 人付き合いが苦手
✅ 人からは温厚だといわれている
✅ 頼まれたら、嫌といえない
これは「自己肯定感」が低い人の特徴の一部です。自己肯定感とは「自分は大切な存在」「自分は価値のある人間」「ありのままの自分でいいんだ」という感覚です。
この自己肯定感が低いと、自分に対して無意識に「ダメだし」を行ってしまうので、そのストレスに常にさらされることになります。
例えば、朝、鏡を見て「あ~あ~私ってなんでこんな顔なんだろう。もっと●●ちゃんママみたく可愛かったよかったのに。しわも増えてきた…」
そのほかにも「私ってダメなママ…。料理も○○ちゃんママみたく上手じゃないし、掃除も疲れちゃって毎日できない…」
こんな呟きを無意識にしていませんか?これを日々繰り返している人は、自己肯定感も低くなってしまうのです。しかもこの「自己否定」の呟きを、自分が子供の時から行っている人もたくさんいます。
そんな方は、普段から「自己否定」によるストレスでパンパン!爆発寸前になっていることも。
そこにいままで体験したことのなかったような「出産」「育児」といったストレスがかかると、もういっぱいいっぱいになってしまって、結果として「キレる」という行動になってしまうことがあるのです。
自分が
それとも
原因が変わると対処法も変わるので、ここを見極めることが大切です。
自己肯定感が低くてキレてしまうママへ…
それでは、自己肯定感が低かったときに一体どんな対処法を取ればいいのか…ですが、簡単に言えば「自分の自己肯定感を上げること」
簡単に書きましたが、これは実はとっても難しいです。だって毎日無意識で「自己否定」の言葉を心の中で呟いているのですから…。
自己肯定感を上げていくような心理療法や自己肯定感について書かれた本はたくさんありますが、自分に合った方法というものを見つける必要があります。自己啓発系の方法や本によっては怪しいものもあるので、見極めが肝心。
管理人も心理学を学びましたが、「ゲシュタルト療法」が良かったです。
他にもいろいろあるのですが、説明するだけでかなり時間がかかってしまいますので、心理療法についてはまた次の機会に…。ただ、一冊の本だけご紹介しておきます。
こちらは夫にキレてしまう作者さんが、キレない自分になっていくまでが書かれたエッセイマンガです。
この方の場合は、キレてしまう根本原因が母親との関係性だったのですが、本の途中で、実践した「ゲシュタルト療法」についても書かれています。
客観的に自分を見つめ続け、そして「心」という不確かな存在を見事に説明しきっています。
キレる根本原因を探る本、というよりも、その根本原因の分析方法や克服の仕方が参考になる本ですね。漫画で読みやすいので、「キレるのをどうにかしたい~~!!」と悩んでいるママは、読んでみてもいいかもしれません。
ちなみに、管理人もこの作者さんほどではないですが、30年以上、爆発寸前の風船のようなギリギリの精神状態でした。
でも現在はキレない…というか甘々ママに変身してしまいましたよ。キレたりイライラしなくなると、自分が一番楽になります。
今はキレることを悩んでいるママも、きっと変わっていくことができると思いますよ。
読んでくださってありがとうございました。
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