冬の時期から春にかけて、ノロウィルスやロタウィルスのウィルス性胃腸炎が流行る時期になります。
これらのウィルス性胃腸炎(感染性胃腸炎)は、感染力が強く、家庭内で二次感染がおこりやすいことで有名ですよね。
症状も大変つらいものなので、赤ちゃんやこどもたちがかからないように予防することが大切になってきます。
今回はノロウィルスやロタウィルスにかからないようにする予防法についてご紹介いたします。
ウィルス性胃腸炎とは?

ノロウィルスやロタウィルス、そしてアデノウィルスなどは、ウィルス性胃腸炎と言われています。
これはウィルスが口から胃や腸などに入り込み、下痢・嘔吐などの症状が起こる病気です。
ウィルス性胃腸炎のウィルスは非常に小さくて、空気中に舞い上がりやすいという特徴を持っています。
起こる症状は、下痢、嘔吐、発熱など、食欲も低下して脱水症状にもなりやすく、赤ちゃんがかかると重症化することもあるので、注意が必要な病気の一つです。
時期としては冬から春にかけて流行しますが、それ以外の季節でもかかることがあります。
このウィルスは非常に強烈で、エタノールなどでは殺菌されません。
死滅させるには、85℃以上の熱湯に60秒以上つけるか、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で雑菌するしか方法がありません。
ノロウィルスやロタウィルスはどのように感染するの?
ノロウィルスやロタウィルスなどのウィルス性胃腸炎は一体どのように感染していくのでしょうか?
感染経路は3つです。
★接触感染★
ウィルスが付着した手で口を触る
★経口感染★
ウィルスが付着した食品を食べる
★空気感染★
空気中に舞い上がったウィルスを吸い込む
この感染経路を頭に入れて、感染しないようにするための予防についてご紹介していきます。
ノロウィルスやロタウィルスにかからないようにするための予防法
●手洗い
家にウィルスを持ち込まないようにするのは、手洗いが一番です。
外出から帰ってきたら、まず手をよく洗いましょう。
また、トイレに入った後や、料理をする前、食事をする前にも念入りに手洗いをします。
固形石鹸は石鹸にウィルスが付着する可能性があるので、ハンドソープがおすすめ。指輪も外してしっかり洗いましょう。
●赤ちゃんはロタウィルスのワクチン接種
ロタウィルスは2011年からワクチン接種が始まりました。
このワクチンのおかげで、ロタウィルスが原因のウィルス性胃腸炎はかなり減ったそうです。摂取できる月齢は決まっています。
ロタウィルスワクチンは2種類あります。
(予防効果は同じくらいと考えられています)
✅ ロタリックス→生後6~24週未満の間に、4週間以上、間を空けて2回接種する。
✅ ロタテック→6~32週未満の間に、4週間以上、間を空けて3回接種する。
このロタウィルスワクチンの接種は、生後6週間以降で、なるべく早めに接種を開始するほうがいいそうです
生後15週以降に開始した場合、腸重積症発祥のリスクが高まるそうですよ。
●二枚貝や食料品はよく加熱する
ノロウィルスはホタテやアサリなどの二枚貝が保有していることがあります。
そのため、生で食べずに85℃以上で90秒以上加熱するようにしましょう。
要注意なのは、調理で使った器具やまな板。
調理器具のことは、つい忘れがちになりますが、使った後は洗って殺菌をしてください。
●排泄物を始末するときは手袋を使う
下痢や嘔吐物の始末をする時は手袋を使うこと、そして空気中にウィルスが舞い上がっている可能性が高いので、マスクをすることをおすすめします。
ウィルスに感染しているかどうかわからない人の排泄物であっても、予防のため手袋・マスクは着用しましょう。
また、下痢をしている人は、トイレで用をたして水を流すときは、便器のふたを閉めましょう。
閉めずに水を流すと、空気中にウィルスが舞ってしまう危険があります。
子どもがノロウィルスになった時の布団を守る裏ワザ!
管理人の子供も、2歳くらいの時にノロウィルスにかかりました。その時は本当に、
大変でした!!
子どもがかかったことのあるママにとってはわかると思うのですが、ノロウィルス・ロタウィルスにかかるとその看病が本当に大変なんです。
子どもによって症状の出方の差はありますが、うちの子どもの時は、突然噴水のように嘔吐しました。
出る前兆とかほとんどないんです、本当に突然で。
下痢も同じく、「あっ」という間に大量の下痢便が出ます。
気づいたら、お尻の下が洪水状態。(汚い話でごめんなさい)
おむつなんて何の意味もありません。
その処理が大変なんですね。
日中ならまだママも素早く動けますが、寝ているときには間に合わないため、布団がダメになってしまいます。
(一応消毒の方法はありますが、当時は知りませんでした)
そうならないために管理人が行った対策ですが、ゴミ袋など、大きめの袋を布団の上に敷きました。
これは、防水加工のあるおねしょパッドなどでもいいと思います。
おねしょパッドですと、そのまま次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒することができます。
ただ、この次亜塩素酸ナトリウムに着けると漂白される可能性もあるので、ご注意ください。
そして布団の真横に新聞紙、そして新聞紙の下に大きいビニール袋を敷きました。
子どもが「下痢する…!」という気配を感じたら、素早くその新聞紙+ビニール袋の上に移動させます。
そうすると後の処理が格段に楽になるんですね。
この方法は日中でも有効で、少しでも出そうな気配を感じたら、用意していた新聞紙+ビニール袋の上に子供を移動させてみてください。
まとめ
うちの子供はまだ2歳だったので、体力があり、幸いにも脱水症状にはならなかったのですが、赤ちゃんがかかると重症化するケースもあります。
水を飲ませてもすぐに嘔吐してしまうので、体の水分が足りなくなりやすいんですね。
そのため、もし子どもがノロウィルスやロタウィルスにかかった可能性があるときは、早めに病院を受診することをおすすめいたします。
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